Hi, Beppu.
ー別府竹細工のすゝめー
Hi, Beppu.
ー別府竹細工のすゝめー
2026.2.19〜25まで下北沢 reload で開催された、作原文子さん✕BEAMSプロデュースの展示「Hi, Beppu. 別府竹細工のすゝめ」の制作フローです。
光伸プランニングではイントロダクションパネルの出力・施工、展示壁パネルの出力・施工、展示空間構成などを協力しています。イントロダクションの大きな文章は、カッティングシートで制作しています。
- 難易度
-
- 制作期間
- 1ヶ月
- 制作内容
- ビジュアルポスター、紹介パネル、フォトプリント、展示壁パネル、空間装飾施工(カーペット、モニター)
- 使用機材
- プロッター、溶剤IJプリンター
- クライアント
- 株式会社 ビームスクリエイティブ
step 0
直接ご相談を受ける
2026年1月10日
インテリアスタイリストの作原文子さんから「展示をするから手伝ってくれますか」との連絡を受けました。詳細は決まっていない状態からスタートしました。
step 1
荒図面作成
2026年1月11日
まっさらな展示スペースに「壁をどう建てるか」という検討から始めます。
まずは高さ制限や入口の確保など、施設側の制約条件を確認しながらタタキとなる図面を作成します。


step 2
現調
2026年1月27日
展示会場を現場調査します。荒図面で想定していたL字壁の配置やサイズが適正か、現場で寸法を測りながら確認し、調整します。あわせて会場のレギュレーションや、人の動線も確認します。
空間構成もお手伝いできます
今回は、空間構成の担当者がいなかったため、空間構成からお手伝いしました。展示物も未選定だったため、壁などの空間を決めてから、展示する作品や構成を考えるという進め方を採用しました。
step 3
展示物と最終図面確定
2026年2月4日
現地調査後、インテリアスタイリストの作原文子さんに展示する竹細工の選定と配置を決めていただきました。
ほかに、モニターサイズや壁の分割方法、棚板のサイズや仕様なども話しながら決定します。

step 4
サイン類のデータ入稿、制作
2026年2月10
施工日が直前に迫ってきているため、データが完成したものから入稿してもらいます。
入口すぐに設置するB0サイズ(約1m×1.5m!)ほどのイントロダクションは、スタイリストさんのこだわりでカッティング(壁に直接貼る切文字)に。一文字ずつ手作業で制作していくカッティングは、大きければ大きいほど時間がかかるため、先行して進めます。
お客様のこだわりは、可能な限り実現します
金額や納期の兼ね合いで印刷パネルをおすすめしましたが、お客様のこだわりでカッティング(壁に直接貼る切文字)で実施することになりました。時間のない中の大判切文字は痺れますが、ここは腕の見せどころ。

施工箇所は凹凸のある壁だったため、通常のシートより糊が強いシートを選定。
ウィードには8時間を要しました。

step 5
フォトプリントの色校正、制作
2026年2月12〜13日
写真パネルはカメラマンさんに色校正のチェックをお願いします。
カメラマンさんのスタジオが工房の近くにあったため、直接テストプリントを持参し、その場でチェック。
翌日に調整して再入稿していただきました。
渋谷の工房で、確認作業もクイックに
多くのデザイナーさんやカメラマンさんの事務所からアクセスしやすい立地のため、実物を見ての確認も素早く行えます。 必要であればこちらからお届けしますし、工房へふらっとお立ち寄りいただいてのチェックも大歓迎です。
Complete
納品・施工
2026年2月18日
朝9時から夕方7時頃まで、施工しました。
最大の難関だったのは、B0サイズの特大強粘着カッティングシートでした。
カッティングシートは一気に貼る予定でしたが、B0サイズと大きかったため、無理に一発で貼ろうとせず、分割して貼り付け。場所によってはさらに細かくカットして進める作戦に切り替え、無事施工が完了しました。
その場の判断と工夫で切り抜けます
施工まで見据えての制作ができるのも強みですが、何が起こるかわからないのが施工現場。一発勝負だからこそ、どうにかうまくいく方法を考えます。



Note
制作担当:斎藤
カッティングシートのウィード作業は大好きなので、大判で難易度が高いシート、かつ時間に余裕がないという状況は、純粋に楽しみながら制作していました。
今回の案件では、離型紙の乗せ替えなど「施工の時に楽になるはず」と工夫したことが、素材の相性によって想定外のトラブルに繋がってしまいました。
やってみないとわからない。だからこそ、上手くいったこともいかなかったことも、すべてがノウハウになります。こうした素材とのトライアンドエラーを日々積み重ねながら、これからも制作クオリティを磨いていきます。