BASE LAYER HOTEL
NAGOYA NISHIKI
BASE LAYER HOTEL
NAGOYA NISHIKI
「快適な滞在」と「楽しい街あそび」の両立をコンセプトにした新時代のカルチャービジネスホテルブランド「BASE LAYER HOTEL」。光伸プランニングでは、初出店となる「BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI」のサインのほか、内装寄りの内容まで幅広く制作しています。(デザイン/仕様設計:株式会社メトロノーム)
※制作物が多岐に渡り協力会社さんとのやりとりも多かったため、本記事では社内のみで完結した館内サインの制作フローのみ抜粋してご紹介します。
- 難易度
-
- 制作期間
- 10ヶ月
- 制作内容
- 客室内サイン、共用部サイン、外構・外部サイン等、サイン一式の計画・制作・施工
- 使用機材
- レーザーカッター、フレイムボンド、UVプリンター
- クライアント
- 株式会社リアルロックデザイン
step 0
お問い合わせを受ける
2024年7月頃
様々なメディアやクリエイティブ制作で活躍している株式会社リアルロックデザインさんから、新しくオープンするホテルのサイン全般の制作、施工ができないかというお問い合わせを受けました。
スケジュール感は未定の状態で、「こういうサンプル作ってくれませんか?」というところからスタートしました。
step 1
現地視察
2024年8月頃
館内プランも図面もまだ決まっていない段階でしたが、まずは現地の空気感を掴むために名古屋へ。共用部、室内、壁、床からサッシに至るまで採寸します。
現場はできるだけ早めに見ておきます
イメージを現場で具現化するにはまず現場を知ることから始めます。「BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI」のケースでは気軽に何度も足を運べる距離ではないからこそ、館内のサッシや壁、床など、先々で採寸が必要になりそうな場所は徹底的に採寸し、仕上がりイメージを膨らませます。
step 2
サンプル制作
2024年9月〜10月頃
初回のサンプル用デザインを受け取り、実際に手を動かして試作を重ねながら仕様を固めていきます。
今回はホテルの常設サイン。短期イベント用の出力とは異なり、長期間美しさを保てるプリント方法を確立するため、入念に検証します。

手がけた館内サインは、このドアプレート以外にもたくさんの種類がありました。例えば、全室のルームナンバー、室内のWi-Fiサイン、禁煙サイン、避難経路サイン、スタッフ専用サイン、WCやランドリーのサインなど。
step 3
下地処理方法の検証、確定
2024年11月〜12月頃
長期で使うサインであるため、プリントが剥がれず、長い期間美しい状態を保っていられるよう、印刷するアクリルやMDFの下地処理のために、新たな機材「フレイムボンド」の導入を検討。
製造メーカーへのヒアリングやテスト利用を通じて耐久性を確認し、翌年1月に購入しました。
新しい機材や道具、採用時は入念にチェック
フレイムボンドは始めての使用だったため、事前に情報収集とテストを実施し、使用に問題ないことを確認してから導入しました。新しい機材や道具を取り入れることには積極的ですが、必ず入念にチェックしています。

step 4
サイン制作開始
2025年1月10日
デザインが完成し、入稿されたものから順次、材料手配・制作・検品・梱包を進めていきます。「フロアガイド」はアクリルを2枚重ねて制作します。前後の線がまっすぐ美しく重なって見えるよう、アクリルの印刷位置を正確に合わせていきます。

step 5
サイン梱包
2025年2月中旬
サインの数は、11フロア・全186室分。サインの抜け漏れやミスがないかを一点ずつ確認しながら、慎重に梱包を進めていきます。施工に使う両面テープや金具類も数量を確認しながら同梱します。
施工しやすさを考えた「フロア別梱包」
工事進行中のホテルでは、大量のサインを保管するスペースが限られています。また、エレベーターでの搬送時に複数フロア分が混ざってしまうと、現場での仕分けや移動に大きな手間がかかってしまいます。そこで、製作したサインや資材をフロアごとに小分けにし「1つの塊で1フロア分」となるように梱包を工夫しました。
step 6
客室内サイン施工
2025年2月下旬〜3月中旬
サインの施工は内装の仕上げが終わった後の最終工程となるため、周囲の進捗を見極めベストなタイミングで施工を進めます。現場では様々な業者が作業に入る為、材料は週単位でコンパクトに持参しつつ、状況に応じて急な施工階の変更要請にも、現地で臨機応変に対応します。
名古屋と東京。距離があっても柔軟に
突然の施工フロア変更や、現場で不足したビス・テープ類なども、名古屋の施工スタッフと東京の制作スタッフがリアルタイムに連携を取り合い、必要なものを即日準備。距離があっても、現場ファーストなチームワークで施工に臨みます。
step 7
クライアントチェック、追加サイン制作
2025年3月下旬
全ての施工が完了したら宿泊体験テストによるクライアントチェックが実施されました。
その後、安全性の確保、ユーザビリティの向上などのフィードバックをもとに追加サインを制作。客室内の洗面所の熱湯注意シールや、カッティングシートの製作、ランドリーのオリジナルラッピングなどを行いました。
step 8
引き渡し、開業
2025年4月下旬(ホテル開業7月9日)
無事追加制作の施工が完了したら引き渡しです。
開業前のスタッフトレーニングやオペレーション確認、最終調整を経て、2025年7月9日に開業しました。





<BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI>
快適な滞在と楽しい街遊びを支える、基礎的機能ホテル
日本三大繊維問屋街として栄えたかつての錦二丁目は、アートと再開発が交差する転換期の街へと姿を変えています。地下鉄「丸の内駅」から徒歩約2分。
名駅と栄の間に立つBLH _ NAGOYA NISHIKIは変わり続ける街のカルチャーと宿泊者を繋ぎ、クリエイティブな滞在を提供する基礎的な拠点(=ベースレイヤー)です。
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2丁目6−30
地下鉄「丸の内駅」5番出口より徒歩約2分
「伏見駅」1番出口より徒歩約4分
「名古屋駅」よりタクシー5分
駐車場無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
https://baselayerhotel.com/nagoya/
Note
営業担当:尾花
「BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI」は、全186室の客室から共用部・外部サインまで一式を手がけた、大規模常設サイン案件でした。長期的な耐久性を叶えるため、下地処理機材を導入したり、アクリル2枚を重ねた高精度なフロアガイド、変わった内照サインの製作など、新たな挑戦もしていきました。また、ここには記載しきれなかった制作物も、独自の設計でデザイナーさんのこだわりを表現し尽くしています。
他業種と混み合う過酷な現場でも、チーム一丸となって柔軟に対応し、ここで得たたくさんのノウハウが、次の店舗である「BASE LAYER HOTEL 福岡」の制作協力へとつながりました。