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OPEN FACTORY

都市型工房の可能性をオープンに

2023
05.03

羽田サテライト稼働!

代表の原です。
少し前の話になるのですが、昨年の12月 羽田に新しい拠点を設けました。
Instagramでこの拠点を活用した最新の納品事例や制作過程を紹介しているのでぜひご覧いただきたいのですが、羽田サテライトは3Dプリンター事業の実験及び製造スペースです。

                (初めは広かったスペースもあっという間に設備で埋まりました)

渋谷から少し離れたこの場所に新たに拠点を設けた最大の目的は、3Dプリンターを軸とした『循環型モノづくりにもう一歩深く踏み込む』為、です。3Dプリントで使われる素材が非石油系・生分解性の樹脂であっても、モノをつくる過程で余剰物は出てしまいますし、役割を終えたツールや什器は廃棄物になってしまうことに変わりはありません。

羽田サテライトには、このような廃棄物を再び「モノをつくるための材料」に生まれ変わらせることが出来る設備が揃っています。具体的には下図のような工程で再資源化を行います。

一言に「樹脂」と言っても数多くの種類がありますし、同じ素材でも異なるグレードが存在しますので再資源化は簡単ではありません。温度、速度、配合する材料など、調整する項目は多岐に渡ります。循環システムを確立するにはまだまだ実験と検証が必要ですが、この半年間でも着実にノウハウは蓄積されてきたと実感しています。これからも3Dチーム、外部パートナーや素材メーカーの方々と協力しながら、新しいモノの可能性を探っていきたいと考えています。

循環型モノづくりに関心のある方、具体的に相談してみたいという方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。前述の通りすぐに答えが出るものではありませんが、可能な限り対応させていただきます。
また、6月には「インテリア ライフスタイル2023」にも出展いたします。近くなりましたらこちらのページでもご案内いたしますが、ぜひ会場に足をお運びください。皆さまとお話しできることを楽しみにしています。